葬儀で恥をかいたり慌てたりする事がないよう葬儀で必要なマナーをまとめました。

 
葬儀に参列する場合のマナー一覧
 
  • 礼儀
  • 服装
  • 順序
  • 焼香
  • 焼香 仏以外
葬儀参列のマナー

葬儀に参列する場合、良かれと思ってしたことがマナー違反となり周りに迷惑をかけてしまうことも
ここでは、そんな葬儀参例時のやってはいけない事や大切なマナーをまとめました。

葬儀参列前のNG行為
  • 不幸の知らせを受けたら、深夜でもすぐに駆けつける
    • よほど親しい間柄でなかった場合は、お葬式前の弔問はしてはいけません。
  • 電話をかけてお悔やみを述べる
    • お葬式を控えた遺族は、家族を亡くした悲しみの中で、忙しく準備をしています。そんなときに電話をかけてお悔やみを述べるのは、失礼に当たるので、お葬式の際に直接お伝えするか、参列できないときは弔電を打つのがマナーです。
  • 故人との対面を自分からお願いする
    • 故人との対面を自らお願いするのはマナー違反です。遺族から促された場合のみ対面し、線香を手向けてください。
  • 喪家へ長居をする
    • 長居をしてはいけません。葬儀前の喪家は、非常に忙しく、遺族も疲れています。線香を手向けた後は、早々に引き上げるのがマナーです。
      例外として、ご近所だったり、家族ぐるみのお付き合いだった場合などは、何か手伝えることがないかを伺って、進んでお手伝いしたほうがよいでしょう。
通夜・告別式のNG行為
  • 遅刻する
    • 開始時間の案内通りに到着するのがマナーです。読経や弔事の最中に着席するのはできるだけ避けてください。 もし、やむを得ない事情で遅れてしまったら、遅れたお詫びを述べ、焼香をさせてもらいましょう。
      遅れた場合すでに受付に人がいなくなっている場合もあります。そんな時は、香典を直接遺族に手渡すか、遺族の前で祭壇に供えてください。
  • 香典に新札を包む
    • 香典には新札を包んではいけません。結婚式では新札を使用しますが、お葬式では逆に失礼とされています。 (古くからの考え方で、新札を包むということは「前もって死を予期して用意していた」 「待っていた」とされているからです。) 新札しか手元にない時は、あらかじめ折り目をつけてお包みしてください。
  • 遺族と長話をする
    • お葬式では、親しい間柄でない限りは、遺族に挨拶するのは控えるのがマナーです。 参列したということが、弔意を表したということになるので、遺族を探して声をかける必要はなく、 遺族と親しかった場合でも、長話をするのは控え、遺族がゆっくりとお別れできるよう、お悔やみの言葉は、手短に述べるのが重要です。
  • 遺族へ死因を聞く
    • これは、最も配慮に欠ける行動です。遺族の悲しみを増長させるような言動は控え、遺族の感情に訴えるようなオーバーな表現も慎むのが礼儀です。
  • 知り合いを見つけて話しかける
    • お葬式では、お知り合いに会うこともあるかと思いますが、仕事の話や近況など、世間話をするのはマナー違反です。 お葬式の場所は、同窓会ではないので遺族への最低限のマナーとして、私語は斎場を出てからにしましょう。 (大きな声を出していると場をわきまえていないと見られてしまいます)
  • 通夜振る舞いを遠慮する
    • 参列者は通夜振る舞いをとらない地域もありますが通夜振る舞いには、 故人への供養の意味があるので、通夜振る舞いへ促されたらお断りしないようにしましょう。
      (箸をつけたりするだけでもかまいません)
      また、「食事」ではありませんので、 あまり長居をしてはいけません。
  • 小さなお子さんを連れて行く
    • 静かにしていられる年齢であればかまわないのですが、 ぐずりやすい年頃の小さなお子さんの場合は、近しい親戚でない限り、通常は同席させてはいけません。 身近な方などに預かっていただくようにするのがマナーです。
  • キリスト式のお葬式で、「ご愁傷様です」「心よりお悔やみ申し上げます」と声をかける
    • キリスト教の場合、天に召されるという考え方なので、 お悔やみという考え方ではないので「安らかなお眠りをお祈り申し上げます」という言い方がよいでしょう。
喪服とは?

本来喪服とは、遺族が「喪に服している」ということを意味するものなので、 正式(モーニング・和装など)と略式(ブラックスーツ・ブラックフォーマルと呼ばれるもの)があり、 親族3親等までは正式のものを着用します。

参列する側は、故人を偲ぶための正装をするという意味なので、略式の礼服を着用し、 仮に正式のものを持っていたとしても、親族よりも格が上にならないように気をつけ、略式の喪服を選びましょう。

仮通夜・通夜・告別式の服装
  • 仮通夜
    • 仮通夜は、亡くなった直後に行われます。 不幸を聞き、取り急ぎ駆けつけるときは、地味な平服でかまいません。 (喪服を着ていっては、不幸を予期していたようで、かえって失礼になります)
  • 通夜
    • お通夜は、告別式の前日に親戚や故人と親しかった友人・知人などが 「取りあえず駆けつける」といった意味合いが強く残っていますので、たとえ日程がお亡く なりになった日から数日後のことであっても、この意味合いが重視され、したがって、 お通夜ではグレーや紺のスーツなど地味な平服のままでもかまいません。

      最近では告別式に参列できない方など、喪服を着用する方も多くなり 用意できる場合は喪服のほうが良いでしょう。 お葬式はお洒落をしていく場所ではないので 派手なものは身に着けてはいけません。
  • 告別式
    • 葬儀・告別式では、その場にふさわしい服装として、 ブラックフォーマルが基本です。 通夜の内容に準じて、控えめな服装を心がけましょう。

      突然やってくる訃報に慌てないよう、冠婚葬祭全てに使えるフォーマルウェア ・靴・バッグなどを、一式は持っておいたほうがいいかもしれません。
  • 冬場の参列
    • 冬場はコートを着用することになりますが、ビジネスマナーと同じく、 葬儀会場の建物内に入る前に脱ぐのがマナーです。 しかし、焼香場所が屋外テントなどの場合は、焼香の時のみコートを脱いでください。 それ以外は着用していても大丈夫です。

      コートの材質では、毛皮や皮革など生き物の皮製のものは、 殺生を意味するので着てはいけません。 マフラー、手袋など、他の防寒具も同様にです。
男性の服装

お通夜に参列する場合は、原則として普段通りのスーツに、黒ネクタイが基本です。 外出先から駆けつける場合は、ネクタイと靴下だけでも黒にすれば失礼にはあたりません。

告別式に参列する場合は、基本的には喪服を着用してください。
略礼服といって、黒のブラックスーツが一般的です。
(ブラックスーツは慶事には白のネクタイ、弔事には黒のネクタイを換えて兼用できますので、 一着持っておくと便利です)

男性の服装のポイント
ネクタイ 黒無地を選びます。織り柄も控えめがいいでしょう。 ネクタイの結び方は普段通りで構いませんが、弔事の際はくぼみは付けてはいけません。
スーツ 黒がベスト。持っていなければ、濃紺か ダークグレーを着用してください。
シャツ 白が基本です。柄や模様はNGです。 お通夜で外出先から駆けつける場合も、シャツが派手な場合は、白いものに取り替えてください。
バッグ 黒のビジネスバッグなら大丈夫です。
靴下 式場によっては、靴を脱ぐ場合もあり、 白や柄物などはかなり目立っつので必ず黒を着用してください。
黒の紐靴がベストです。茶系やスエードはNGです。 目立つ金具がついている靴も避けてください。
その他 革や毛皮のコートは着てはいけません。 派手な時計やカフスボタンなどにも注意してください。
女性の服装

お通夜に参列する場合は、黒または地味な色のワンピースやスーツを着用します。
告別式に参列する場合は、基本的には喪服を着用し、ブラックフォーマルといわれる深い黒の生地を使ったアンサンブルスーツがよいでしょう。

襟ぐりはしまったもの、スカートはひざが隠れる長さ、ストッキングは黒を着用してください。

女性の服装のマナー
洋服 ブラックフォーマルがベスト。持っていなければ、濃紺かダークグレーのスーツを選んでください。 夏場でも、透けた素材やノースリーブ、襟ぐりの大きなデザインやミニスカートのものなど、肌の露出が多い服装はやめましょう。
メイク 極力控えめに、髪もシンプルにまとめ、マニキュアをしていた場合、 色が目立つようであるなら落としてください。
バッグ できれば布素材が一番です。持っていなければ、光沢のないシンプルなものを選び、エナメル素材や派手な金具が目立つものはやめましょう。
黒でシンプルなものを。エナメルや、サンダル・ミュールタイプの靴もNGです。
ストッキング 黒が基本です。
アクセサリー 結婚指輪以外のアクセサリーは外しますが、パールの一連ネックレスのみOKです。 (2重のものはNGでsy) 結婚指輪の場合でも、石がついている場合、石を手のひら側に回してください。
その他 革や毛皮のコートはNGです。アクセサリータイプの時計や髪留めなど、装飾的なものは避けたほうがよいでしょう。
順序  仮通夜・通夜・葬儀告別式

ここでは一般的な仏式での仮通夜から告別式までの流れを説明します。
地域によっては順番の順序が違うこともあるので、大まかな流れとして読んでください。

仮通夜

「仮通夜」とは、お亡くなりになった夜に遺族や近親だけで遺体を守って一夜を明かすことを 仮通夜といいます。
一般客を招くのを「本通夜」といいます。

以前は訃報を受けたらすぐに駆けつけるのが普通でしたが、葬儀前の遺族は 忙しく取り込んでいることが多く、特に親しい間柄ではなかった場合は、通夜の日まで遠慮しましょう。 それでも駆けつけたい場合は、玄関先でお悔やみを一言お伝えしてすぐ帰るようにしてください。 遺族に会えない場合は、名刺に「心からお悔やみ申し上げます」と書いて、置いてきましょう。

故人と親しい間柄だった場合でも、霊前に線香をあげたら長居をせずにおいとま しましょう。 この場合も、自分から故人との対面をお願いするのはマナー違反です。 遺族から促された場合のみ、対面させていただきましょう。

対面の作法は、まず遺体の枕元から少し下がって正座をし、一礼のあと、 遺族が顔の白布を外したら膝をつけたまま近づきます。対面のあと、もう一度一礼して合掌し、 遺族に一礼しながら「穏やかなお顔で・・・」など、声をかけてください。

通夜
斎場到着
通夜の時間は約1時間です。 この時間内に遅れないように、早めに向かいましょう。携帯電話の電源は切っておくのがマナーです。
 
受  付
お悔やみを述べ、香典をお渡しし、記帳をしたあと、返礼品の引換券を受け取り、焼香の順番まで待機します。 着席を進められたら、前のほうから詰めて着席してください。
 
焼  香
係員から案内があったら、順番に焼香します。
 
返礼品受取り
引換券を返礼品と交換します。
時間がない場合は、ここで帰宅となりますが、最後まで参列するのが基本となります。
 
帰  宅
 
葬儀・告別式
斎場到着
この時間内に遅れないように、早めに向かいましょう。携帯電話の電源は切っておくのがマナーです。
 
受  付
お悔やみを述べて、香典をお渡しし、記帳をしたあと、返礼品の引換券を受け取り、焼香の順番まで待機します。 (通夜でお香典をお渡しした場合は、「昨夜も参りました」と伝え、記帳だけしてください)
 
焼  香
着席を進められたら、前のほうから詰めて着席してください。係員から案内があったら、順番に焼香します。
 
返礼品受取り
引換券を返礼品と交換します。
時間がない場合は、ここで帰宅してもかまいませんが最後まで参列するのが基本です。
 
待  機
 
 
別れの儀
「別れの儀」とは、遺族が故人の柩を閉じ、最後のお別れをする儀式です。 参加を希望する場合は、案内にしたがって参加し、遠慮する場合は出棺見送りまで待機します。
 
出棺見送り
喪主の挨拶のあと、出棺です。 冬の場合は、出棺時だけはコートを脱ぎ、合掌して見送ってください。 特に親しい方で、遺族から声をかけられた場合のみ、火葬場へ同行します。
 
帰  宅
 
受付

関係別に受付の列を分けている場合は、ご自分の関係の列を間違えないように並んでください。 このとき、ふくさに包んだ香典を出して手に持っておくと受付がスムーズに進むので便利です。 香典袋をむき出しにして持つのはマナー違反となります。

自分の番になったら、ここで初めてふくさを開き、香典袋を取り出して、両手で受付係に手渡します。「この度はご愁傷様でございます」など、簡潔にお悔やみを述べた後に芳名帳に記帳してください。

通夜・告別式ともに参列し、すでにお香典を渡した場合や、通夜には駆けつけてお香典の用意ができて おらず、翌日の告別式にお渡ししたい場合など、お香典を持っていない場合は、受付には「お香典は 告別式にお持ちします」とか、「昨日も参列いたしました」などとお伝えし記帳してください。

他の方の香典も預かっている場合は、受付で人数分の香典を手渡した後、自分の名前の他に預かって きた人の名前をそれぞれ記帳してください。

自分には面識がなく、純粋に代理として参列する場合は、芳名帳に代理人の名前は書いてはいけません。 代理で持参したことを示すために、来られなかった方の名前の下に「代理」(妻の場合は「内」)と書き、その下に自分の名前を小さく記してください。

焼香とは

「焼香」とは、仏式(僧侶にお経を読んでもらう形式)のお葬式や法事で、 お香を焚くことを指します。
お香は、抹香(香木を砕いた細かい木片)や、線香を使用します。
抹香の場合は炭の上で燃やし、線香の場合は通常通り火をつけます。

焼香の作法

焼香には、立って行う「立礼」、座って行う「座礼」、そして、座って香炉を手元に置き、 焼香してから隣の人へ回す「廻し焼香」と、3つがあります。
基本的な焼香の方法は、まず、右手の親指・人差し指・中指の三本で抹香(香木を砕いた細かい木片) を少量つまみ、手を返して目の高さまであげます(これを「おしいただく」といいます)。 次に、左の香炉(炭の方)の少し上に移動させ、指をこすりながらパラパラと落とします。
このとき、数珠は左手にかけてください。

焼香の回数

焼香の回数は、宗派によって違いがあります。
ご自分の宗派の回数と作法で焼香してかまいません。
ご自分の宗派が分からない場合は、回りにならって何回でもかまいません。 参列者の多いお葬式の場合は、時間の調整から、係員から「1回にしてください」 と案内されることもあるので、その場合は1回だけ焼香してください。

立礼焼香

立礼焼香とは、椅子席の式場の場合に多く用いられています。

喪主や親族の焼香が終わった後に、参列者が順番に焼香してまいす。 自身の順番が来たら、係員の案内に従い、隣の方へ軽く会釈をしてから焼香台へ向かいます。 手荷物がある場合は持っていきましょう。

まず焼香台の2・3歩手前で止まり、遺族に一礼、僧侶に一礼します。そして、身を正して遺影(またはご本尊)に合掌・一礼します。そのあと焼香台へ進み、焼香し、合掌後、最後にもう一度遺族に一礼し、焼香は終了です。

  • 焼香台の2・3歩手前で、僧侶に一礼、遺族に一礼。
  • 前へ進み、身を正して、遺影に合掌・一礼。
  • 焼香し、合掌。
  • 後ろ向きに2・3歩下がり、再度遺族へ一礼し、終了。
  • 係員の案内にしたがって退場、または元の席に戻る。
座礼焼香

座礼焼香とは、畳敷きの式場の場合に座って行なう焼香の事です。

座礼焼香の場合も、基本的な手順は立礼焼香と同じです。 違うのは、まっすぐ立ち上がらないということだけです。
移動は常に腰を落とし、焼香は正座して行いましょう。

  • 腰を屈めて焼香台へ向かい、僧侶に一礼。遺族に一礼。
  • 座布団の前で両手を使って膝立ちし、にじり寄って正座をしたら遺影に一礼・合掌。
  • 焼香は立礼と同じ方法で行います。
  • 焼香が済んだら、両手を使って膝立ちし、そのままの姿勢で後退、中腰になったら僧侶・遺族に一礼して、中腰のまま席に戻り、焼香は終了。
廻し焼香

回し(廻し)焼香とは、式場が狭い場合などに、座ったまま焼香炉(お焼香をする箱)を隣の人に順番に渡しながら行う焼香ののことです。

隣の方からお盆に乗った焼香炉(しょうこうろ)が回ってきますので、軽く会釈をして受け取り、自分の前に置いて立礼と同じ方法で焼香をして、終わったら隣の方へ回します。
椅子席の場合は、自分の膝の上にのせて焼香します。

  • 隣の方から回ってきたら、軽く会釈をして受け取ります。
  • 自分の前に置き、遺影に向かって合掌・一礼。
  • 立礼と同じ方法で焼香し、合掌。
  • 隣の方へ回し、終了。
焼香 仏以外 (神式、キリスト教・無宗教)

お葬式の多くが仏式ですが、中には神式、キリスト教式、無宗教式などがあります。 また、焼香は行ないませんが神式では「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」、 キリスト・無宗教ではカーネーションなどの花を手向ける「献花」があります。

神式の場合

神式では、焼香の代わりに「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」といって、 玉串と呼ばれる榊(さかき)の枝葉をお供えします。玉串が用意されていなかった場合は、 神前で「二例二拍手一礼」(2回頭を下げ、胸の前で2回拍手し、1回頭を下げる)をしてください。 (お葬式のかしわ手は、「しのび手」といい、音を立てないように手を合わせてください)

「玉串奉奠」

めったに触れる機会がない玉串ですが、お葬式以外の神事や、結婚式でも同じように扱います。 受け取った玉串を手元で回して方向を変えてから供えますが、くれぐれも歩きながら回してはいけません。

  • 神官に一礼。神官または係員から玉串を受け取る。その際、右手で根元を軽くつまみ、左手で葉を支えるようにする。
  • 神官と遺族に一礼。胸の高さに持ちながら、玉串案(台)の前に進み、2~3歩手前で止まる。
  • 肘を張るようにして、両手で玉串を顔の前に掲げる。
  • もとの姿勢に戻り、玉串案の前まで進み、右手で持っている根元を手前にして、玉串の根元を自分の方に向ける。
  • 左手を沿うように根元を持ち、右手を上に持ち替える。
  • 玉串を右回りに半回転させて、根元を向こう側に向けてから玉串案に置く。
  • 正面を向いたまま一歩下がって二礼し、二回拍手(音を立てないように)を打って、再び一礼する。
  • 後ろ向きに2~3歩下がって、遺族に一礼、神官に一礼して終了。
キリスト教・無宗教の場合

キリスト式や無宗教式では、焼香の代わりにカーネーションなどの花を手向ける「献花」が用いられます。花の扱い方は玉串奉奠と同じなので、献花の流れと共に解説します。

  • 祭壇に向うときに、係員から花が右、茎が左に来るように渡されます。玉串奉奠と同じように受け取る。
  • 霊前に進むときは、神父(または牧師)に一礼。遺族に一礼。
  • 茎が祭壇の方に向くように、時計回りに手元に花を引き寄せ、左手が上向きになるよう持ち替えてから、静かに献花台に置く。
  • 祭壇に向ったまま、手を組み合わせるか、合掌や頭を低く垂れ、黙祷する。神父(または牧師)に一礼、遺族に一礼で終了。
葬儀・葬祭用語を検索できます